マドラスシチー(マドラエアT) デビュー戦


友駿愛馬第32号はレイアシチーの代替馬。

地方でも勝ち負けは厳しそうな血統の牡馬。

父、母、母父、兄弟、生産牧場、馬体どれをとっても期待できない。


しかし、清算して2400円を貰うくらいなら、いただきます。

未勝利を脱出できれば奇跡(ミラクー)。


マドラエアTのほっさん評価を掲載。

競走馬名がマドラスシチーになりました。

10月6日に入厩が報告されました。

10月11日に競走馬登録されました。


なかなか詰まらなかった追い切り時計がようやく少し良化。

出走は時間の問題。

知らない間にゲート試験に合格していました。


12月5日 中山6R 2歳新馬 ダート1200m 混合戦に出馬想定も回避。

12月12日 中山5R 2歳新馬 ダート1800m 混合戦に出走!!

想定段階ではフルゲート16頭に想定数はたったの5頭だったが、やはり結局11頭に。

故に結果は11着/11番人気のシンガリ負け。

完全なスピード不足でどうしようもない。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2010年12月12日完結)

2009年11月26日作成

●マドラエアTが仲間入り!!

 GTクイズ権利付き募集馬で購入当時は姉のメヌエットシチーが新馬戦2番人気3着と将来走りそうだったことや、血統馬の非常に少ない友駿ホースクラブにあって母が4勝馬のアミダラで父もサンデーサイレンス系で活躍しているフジキセキということで、かなりの人気を誇っていたレイアシチー。最後は抽選になり無念の落選者も出したこの馬ですが、購入後まもなくノド鳴りが発表され(この辺りが友駿ホースクラブの怪しいところ)能力を出し切ることが出来ずに(もっとも、出し切ったとしても1、2勝程度だったと思われますが)未勝利戦を勝ち上がれず引退しました。

 レイアシチーは新馬戦からダートで3着4着4着5着と安定した走りを見せてくれ、芝の直千競馬も試され、1番人気(結果は9着)に支持されるなど、かなり楽しませてくれました。

 しかし、最後は予定していたスーパー未勝利の最終節である10月3日 中山3R 3歳未勝利 ダート1200mへの出走をかなりの当選確率だったにもかかわらず非当選除外で外すなど運もなく、やむを得ず格上挑戦に至ったレイアシチーでしたが、そこでは力の差は歴然で、一戦のみで引退が発表されました。


 そして代替馬の打診がくるわけですが、管轄の変更で1000口というのが認められなくなりましたから、500口の馬2頭に振り分けられました。

@ロマンタップT

 父タップダンスシチー、母エルカーサロマン、母父サクラガイセン、姉モンマルトルシチー 嶋田功厩舎

 父のタップダンスシチーは2009年11月15日に産駒がようやく中央初勝利を上げましたが、全体的には低迷。父同様に晩成の産駒が多いかも知れませんが、春のクラシックには縁がなさそうです。秋の菊花賞でも産駒が出走できれば一定の評価はしますが。

 母は3勝馬で姉のモンマルトルシチーも3勝馬ですが、本馬は母の18歳の時の子供で、直近の姉アドバンスロマンは新馬戦で優勝した私の愛馬クリンゲルベルガーから4.1秒差の大敗。その1戦のみで引退しました。ちなみに鞍上は中舘英二騎手でした。
 エルカーサロマンの産駒で活躍した馬と言えば母が10歳の時に生まれたスロベニアシチー(交流戦1勝)と9歳の時に生まれたモンマルトルシチー(3勝)のみで、それ以降に生まれた産駒は大変厳しい状態にあります。

 母父も実績を残せておらず、預託厩舎の嶋田功厩舎は鍛えて馬を強くするスパルタ調教ですが、故障も多く、昨今、上のクラスでの活躍馬はいません。

 父も低迷、母も高齢ということで、私はレイアシチー以上の活躍をするとは到底思えません。



AマドラエアT

 父エアエミネム、母マドラ、母父Mark of Esteem、姉ディゾンシチー 平井雄二厩舎

 父エアエミネムはアーニングIDX0.47とお世辞にも活躍馬を輩出しているとは言えません。私の知るところでは同じ友駿ホースクラブのエミネムシチーが1勝を上げている程度です。種牡馬データを参照すると活躍馬には2頭の2勝馬(現役)が上がる程度。要するに3勝以上の産駒は現在いません。

 母のマドラも自身も未勝利で産駒も未勝利馬しかおらず、繁殖としてはいまだ成功していません。ただ、マドラは1999年生まれと若く、このマドラエアTも繁殖全盛期である9歳の時の産駒であることから、やや期待することができます。・・・と言っても、1勝できるかどうかだと思いますが。

 私はマドラ産駒のディゾンシチーを代替馬でいただいていましたが、ディゾンシチーは最高で8着。勝ち馬からは1.5秒差が最高で、とても未勝利クラスでも勝ち負けレベルにはありませんでした。常識的には、このマドラエアTもその程度と思います。

 預託厩舎の平井雄二厩舎は馬房の空きが多く、未完成な馬でも早期に入厩させるので維持管理費が高額で、調教師に間近で見てもらえるというメリットがあるはずですが、昨今、活躍馬は見当たらず過去の栄光となっています。また厩舎事情で中途半端な状態で出走させることが多く、引き際(引退)も非常に引っ張ります。


 というわけで、2頭の簡単な分析をしましたが、どちらが欲しいと言われれば、迷わずマドラエアTと答えます。正直どんぐりの背比べですが、過去の実績馬よりも若いパワーに賭けたい(・・・というほども期待していませんが・・・)と思います。


 また、代替馬を頂かずに割引証書に替えるという手もあります。同じ年に同時に募集された人気のなかったGTクイズ馬で愛馬だったエリーズシチーは割引券による清算では1口あたり4800円でした。

 これは募集時1000口だったものが国の管轄の変更により500口を超える分割は認められず、苦肉の策で500口の代替専用馬に割り振られた際に特殊な(誤った)計算をしてしまったことですが、私はあまりにもおいしい金額(通常割引証書は募集価格の2割なので、エリーズシチーの場合2400円)だったことと、エリーズシチーの代替として打診された馬はすでに代替で1口持っており、かつ近況報告でもろくなことが書いておらず、デビューすら怪しい馬でしたので、わざわざクラブに電話で金額を確認して4800円で間違いなかったので清算を選んだ経緯があります。

 その時のエリーズシチー引退特集ではレイアシチーもおそらく同じ金額になるであろうから、清算して年末の新春セールで馬を新しい馬を選ぶと言っていました。しかし、今回の清算金はたったの2400円(気づいちゃったのね)。レイアシチーの購入額を考えれば当たり前の金額ですが、この値段で500口の1歳牡馬をいただけるなら、そちらの方がはるかに得だと思いました。

 ですので、今回は精算の予定を変更し、マドラエアTを有り難く頂戴することにしました。

 安い牡馬という以外にはなんの期待もないような馬ですが。

●マドラエアTのほっさん評価

 では、マドラエアTの詳しい分析です。


 父   エアエミネム アーニングIDX 0.47 評価 E
 母   マドラ 未勝利               評価 E
 母父 Mark of Esteem            評価 E
 兄   ディゾンシチー 未勝利          評価 E
 生産牧場 出羽牧場                評価 E
 調教師 平井雄二                  評価 E

 馬体                          評価 B−
 
 総合評価 0.63 評価 E


 父エアエミネムは芝の中距離で活躍し、3歳時に札幌記念GU、神戸新聞杯GUを連勝し、5歳時に函館記念GVとオールカマーGUを制しました。産駒はエアキリヤンとロードニュースターの2頭が2勝で現役ですが、2009年11月26日現在、それ以上の活躍馬はいません。故にアーニングIDXも平均値1.00を大きく下回る0.47と低迷しています。

 エアエミネムの競走時代及び種牡馬への流れはウィキペディアから抜粋していますのでご覧ください。

 初重賞勝ちの札幌記念では1番人気の同年のダービー馬ジャングルポケットを破り優勝。神戸新聞杯ではサンライズペガサス、クロフネ、ダンツフレーム、アグネスゴールドといった強豪馬達を相手に1番人気に支持され、サンライズペガサスにクビ差で先着し重賞2勝目を挙げた。そして、クラシックの最後のレース菊花賞は、3番人気で3着だった。外国産馬として初めて菊花賞に出走した馬となった。しかしその後は脚部不安に悩まされた。

 2003年、東京リニューアル記念では久々に1番人気に支持されたが、タップダンスシチー、レディパステルに続く3着だった。金鯱賞では7番人気だったが、タップダンスシチー、ツルマルボーイに続く3着となった。続く函館記念では、1番人気に支持されレースを制し重賞3勝目を挙げた。札幌記念と函館記念を制した馬は史上2頭目である。次走の札幌記念ではサクラプレジデントのクビ差で2着となり、同一年の函館記念、札幌記念連勝を逃した。その後オールカマーを1番人気で制した。

 その後天皇賞かジャパンカップを目指していたものの、骨膜で放牧に出された。怪我自体はた大したものではなかったが、種付け申し込みが多いことから急遽種牡馬入りが発表されそのまま引退した。同年春に急死した父のデインヒルの後継として、その時点でシンジケートは満口となっていた。

 2004年、春よりブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬となり、60頭に種付けを行った。

 2005年、ファーストクロップとなる産駒が誕生し、後に41頭が血統登録された。この年は44頭に種付けを行った。

 2008年12月10日、フランスへの輸出が決定した。


 というわけで、現在フランスで種牡馬生活を送っていますが、期待された割に種牡馬として活躍できていないというのが現状です。
また、友駿ホースクラブの代表馬タップダンスシチーには現役時代1度も勝てませんでした。そりゃ、タップはその後ジャパンカップや宝塚記念といったGTを制するわけですから、格が違うといったところでしょう。ただ種牡馬としてはどちらも低迷しています。なかなかサンデー系のように素晴らしい遺伝力や母父の力を引き出す能力はない感じです。


 母マドラは1999年生まれと若くマドラエアTも所謂繁殖黄金期の9歳の時の産駒ですが、上が全て未勝利なところを見ても、大物を出す可能性は天文学的に低く、良くて1勝といったところでしょうか。血統的にも魅力はありません。


 母父のマークオブエステームもBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)としては、全く実績がありません。種牡馬成績も外国馬として異常に低い0.31で日本の高速馬場に対応できないといった印象を受けます。


 兄のケイアイスパーク姉のディゾンシチーも未勝利に終わっています。


 生産牧場は出羽牧場で、クラブ御用達の牧場です。しかし、全体で見ると、成績は全く良くないという事実が浮かび上がってきます。

 預託厩舎の平井雄二調教師は2009年11月26日現在、調教師歴25年目の62歳。ベテランですが、通算勝利数は249勝と単純に年間10勝にも届いておらず、低迷する関東の調教師の中でも厳しい状態です。昨年は8勝。本年は11月26日現在6勝と以前にも増して低迷しており、重賞勝ちも87年のサクラスターオーの3勝以外は06年のサチノスイーティーの1勝があるのみです。

 当然厩舎経営は苦しく、馬房はスカスカで現在管理馬25頭、内8頭が友駿ホースクラブによるものです。もはや友駿ホースクラブなしには厩舎経営も危うく、今回の血統的に地方でも勝ち負けの苦しそうなマドラエアTなど、どうしようもない馬のオンパレードになっています。
 管理馬が少なく馬房がスカスカなので、2歳馬は状態や成長にかかわらず2歳5月辺りから入厩し、やむを得ず体ができ上がっていなくても出走し、良く言えば叩いて育てるですが、現状は厩舎運営事情による出走手当等狙いの出走が多く、結果も残せず、また維持預託料も高額です。

 また、そんな状態なので、低迷する管理馬の引退の見切りは遅く、頭打ちでも引っ張ります。もちろん、馬房の回転が激しく、あっさりと見切りをつけてしまう厩舎が良いとは言いませんが、必要以上の引っ張りは不要な維持管理費を発生させるだけで、過去このパターンで結果を残したことはありません。

 馬房の3倍の数の馬を管理できるようになった今、人気の厩舎は外厩(トレセン近くでトレセンと同等の育成施設を備えた牧場)を活用し馬房の入れ替えを頻繁に行っています。これも良し悪しで、本来ならば調教師の下でしっかりと育てられる馬の方が大成するはずです。事実、私の愛馬エスポワールシチーは比較的馬房の空いている安達昭夫調教師の下、佐藤哲三騎手とのコンビで入念に育てられ素質を開花させGTを連覇するに至りました。これは外厩をたらいまわしにされておればそこまで強くならなかったと思います。
 しかし、その安達昭夫調教師と平井雄二調教師は馬房の空き具合は同じでも内容が随分と違うと思います。それは出走回数です。安達昭夫調教師は馬が能力を出せる状態にならないと出走させません。ですから、出走回数は少なくなります。一方、平井雄二調教師は中途半端な状態でも平均中1週か中2週のローテでコンスタントに出走させます。
 馬は出走してこそのものですし、タイムオーバーにならない限りは出走すれば出走手当が貰えます。月に2度ずつ出走すれば出走手当だけで維持管理費と同等の金額になります。
 その反面、中途半端な状態で出走させても勝ち負けには絡めず、持っている能力を出し切れないまま残念なレースになることが頻繁です。

 このどちらがいいのかというのは人によって意見が分かれるところですが、調教の目の肥えてきた(自称)私にとって、あまりにひどい状態での出走はレース前に着が見えてしまい、なんの楽しみもありません。

 ですから、私にとって平井雄二調教師のやり方は好きではありません。


 馬体ははっきり言って友駿ホースクラブ独特の写真映りの悪さ(なんとかならないものなのか)であまり良くわかりませんが、わかる範囲で言いますと、首が細くて非力そう。距離はマイルから中距離くらい。繋ぎの角度からは芝向きと父エアエミネムの影響を強く受けている感じがします
 背中のラインは私の思う走る馬のものではなく、筋量も少なく見えます。全体の印象から言って、走る馬には見えません。


 総合評価0.63は、全体的に血統や産駒が地味で総合評価の低い友駿ホースクラブの所属馬の中でもさらに低い方で、父、母、母父、兄弟、生産牧場は全て最低評価で、走る要素がみつかりません。

 では、なぜ、そんなに評価の低い馬を取得するのかと言えば、上記にも書きましたように、価格の安さです。通常このクラスの馬を募集に出したら友駿ホースクラブでは牡馬なら募集総額1200万円の1口あたり24000円でしょう。もちろん、その金額なら私は絶対に購入しませんが、今回は1口あたり12000円の馬の代替馬です。口数から言えば総額600万円の馬。ましてや割引証書に替えても2400円です。
 2400円で500口割りの牡馬が1頭いただけるなら、やはり安いと思います。もちろん、私の想像通りに走らなければ、維持管理費で1万円以上の損をするでしょう。それを含めても安いと思っています。

 というわけで、1勝できればラッキー。掲示板でも大喜びと思っています。気楽に応援します。

 がんばれマドラエアT!!

これ以降は2010年4月3日に作成

●競走馬名がマドラスシチーになりました

 マドラエアTの競走馬名はマドラスシチーに決定しました!!インド南東部の都市名だそうですが、単なる母マドラからの連想です。しかし、わかりやすくていい馬名だと思います。

 2010年2月現在馬体重は488キロあり、馬格はありそうで嬉しいですね。

これ以降は10月6日に作成

●クラブ公式HPにて入厩が報告されました

 10月6日に更新されましたクラブ公式HPマドラスシチーの近況報告では、マドラスシチーはすでに美浦トレセンに入厩したということです。

 ここからまずはゲート試験と馬名登録という流れになります。デビューまでは早くても1か月以上にかかりますが、年内デビューも可能な時期です。やはり早いデビューを期待したいですね。

これ以降は10月11日に作成

●10月11日に競走馬登録されました

 マドラの08は10月11日にマドラスシチーとしてJRAに競走馬登録されました。これで詳細な入帰厩情報が瞬時に入ってきますし、追い切り情報も詳しくわかります。

 次はゲート試験ですが、びっくりするくらいの良い動きを見せて欲しいですね。

これ以降は11月17日に作成

●ゲート試験に合格

 本日(11月17日)更新されましたクラブ公式HPマドラスシチーの近況報告では、平井雄二調教師のコメントとしてゲート試験に合格していたことが発表されました。

 早くても先週の金曜日のことだと思いますが、こんなめでたい情報は、もっと早く更新して欲しいですね。何度目で合格したのかなどさっぱりわかりません。ゲートが得意なのか苦手なのかも・・・。

これ以降は12月1日に作成

●気になる出馬想定表(12月5日 中山6R)

出馬想定表 12月5日 中山6R 2歳新馬 ダート1200m 混合戦
        全13頭  フルゲート16頭
 
馬名 予想騎手 追い切り
オオマサリ 武士沢友治
カプリースレディー 江田照男 B−
シャインストーン
ジパングパワー B+
タケデンイエロー
デンエン 伊藤工真 B+
ハローバニヤン 松岡正海 B+
バトルデーオ B+
プレゾン
マイネルラピド 蛯名正義 B+
マドラスシチー B−
ミシックトウショウ 勝浦正樹 B−
ヤマタケブリンク B+

これ以降は12月8日に作成

●先週は回避

 出馬想定されていた12月5日の中山6Rは回避になりました。元々クラブ公式HPでは今週出走予定でしたからこれで予定通りと言えます。

●気になる出馬想定表(12月12日 中山5R)

出馬想定表 12月12日 中山5R 2歳新馬 ダート1800m 混合戦
        全5頭  フルゲート16頭
 
馬名 予想騎手 追い切り
コスモバラマン 松岡正海 B+
シンワコクオウ B−
ジュクセイ 蛯名正義 B−
トミケンベッセル B−
マドラスシチー 大野拓弥 B−
 想定数はたったの5頭とこのまま確定してくれればシンガリでも掲示板ですが、実際は10頭くらいになるのでしょう。そりゃ、そんなに美味しいレースなら、来週出走を予定していた馬でもそれなりの調子なら1週繰り上げて出たいですもんね。

 しかし、できるだけ出走数は少ない方がいいに決まっていますし、明日何頭で確定するか楽しみにします。

●追い切り情報(12月8日更新)

10月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.2
3F 47.0
2F 30.6
1F 14.9


10月30日 美浦南坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.3
3F 47.0
2F 30.7
1F 14.9


11月1日 美浦南坂路 重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 57.7
3F 42.1
2F 27.8
1F 13.4
トーセンチャーリー(2歳新馬)一杯に同入


11月10日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.0
3F 42.9
2F 27.8
1F 13.8


11月14日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.8
3F 41.8
2F 27.7
1F 13.8
トーセンチャーリー(2歳新馬)末強めを0.2秒追走同入


11月17日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.4
3F 41.2
2F 26.8
1F 13.1
トーセンチャーリー(2歳新馬)馬なりを0.2秒追走同入


11月24日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.9
3F 39.1
2F 25.5
1F 12.4
オリンピアシチー(2歳未勝利)一杯に同入


12月1日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.9
3F 39.0
2F 25.4
1F 12.6
トーセンチャーリー(2歳新馬)強めを0.1秒追走同入


12月8日 美浦南坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
大野拓弥
4F 52.4
3F 38.1
2F 25.0
1F 12.5
コーリンハッピー(2歳500万)馬なりを0.1秒先行同入
 10月27日、初の追い切り時計を計時しました。まだ15−15程度でこれからですね。ゲート試験もまだですし、デビューまで1か月程度は必要ではないでしょうか。それでも年内にデビューできる可能性は高いですし、走りよりも年内デビューに期待したいですね。

 10月30日、27日とほとんど同じラップですね。意図されたものなら凄いことです。

 11月1日、強めに追われました。一杯の相手と同入していますが、相手は平井雄二厩舎の馬です。申し訳ないですが、そんなに凄い相手とは思えません。しかし、順調に追い切りを消化していることは喜ばしいことです。
 ところで、本格的に馬場に入れられているようですが、ゲート試験はどうなったのかな?もう受かったのかな?

 11月10日、久々の追い切り時計です。これだけ間隔が空くという事はあまりいい状態ではなさそうですね。うーん・・・。時計も詰まりませんし、厳しい状態です。

 11月14日、相変わらず重苦しい動きですが、少しだけでも時計が詰まったことを素直に喜ぶことにします。しかし、同じく時計が詰まらずデビュー戦ブービー負けしたマリアンヌシチーの再現になる気がしてなりません。

 11月17日、更に少しだけ時計を詰めました。しかし、まだまだです。

 11月24日、一杯に追われた既走馬に馬なりで同入しました。マドラスシチーとしては一気に時計を詰め、ようやく少し見れる形になりました。終いまでしっかりと伸びていますし。
 この動きだと下手をすれば今週、普通は来週に出走させてしまうのではないでしょうか。

 12月1日、先週一気に時計を詰め次の動きが期待されたマドラスシチーですが、先週と同じような時計でした。残念ながらこれでは期待は薄いですね。この動きですと後ろから数えた方が早い着順になるのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。動きは緩慢ですが、追い切り本数は評価したいと思います。この馬の能力は出せるのではないでしょうか。そもそも、その持っている能力が疑問なわけですが。

 12月8日、ジョッキー騎乗とはいえ更に時計も詰めましたし、終いまでしっかりと走れています。2週続けてびっしりと追えていることも好感が持てますし、状態はいいですね。これならシンガリ負けということはないのではないでしょうか。
 なんだか、最初は期待ゼロの馬でしたが、少し期待するようになりました。・・・と言っても勝ち負けまでとはとてもとても言いませんが。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。しかし、同じ「B−」でも先週よりは上です。それでも全体で見れば普通の時計ですが。

●中山ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線入り口。1コーナーまで十分距離があるので、枠順の有利・不利はあまりないが、逃げ・先行でレースを進めたい馬にとっては、内枠の方がありがたい。
 中山のダートコースは一般的に砂が重く、走破時計がかかる馬場でパワー型の馬が活躍しやすい。特に冬場は非常に時計がかかる。速い持ち時計よりも、コース適性重視。
 切れのある差し馬よりも、簡単にバテない先行馬を狙うのがセオリー。
 最後に急坂があるのでラスト1ハロンの時計がグッとかかるが、差し馬同士ではなかなか決まらない。
 ペース次第であるが、穴を狙うならば人気薄の馬の前残り。
 一方、雨が降って脚抜きのいい馬場になると、極端な脚質の馬の台頭が。行った行ったの展開や、外からの追い込み、マクリの馬が飛んでくる。
有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント コース・馬場適性、展開
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、柴田善臣、ペリエ、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分57秒7 1分57秒8 1分57秒2 1分58秒8
2歳未勝利 1分57秒6 1分57秒0 1分56秒9 1分57秒1
2歳500万 1分55秒8 1分53秒3
3歳新馬 1分57秒8 1分57秒2 1分56秒1 1分56秒7
3歳未出走 1分57秒0 1分57秒0 1分55秒9 1分56秒5
3歳未勝利 1分57秒1 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒0
3歳500万 1分55秒4 1分54秒6 1分54秒5 1分54秒4
古馬500万 1分55秒1 1分54秒8 1分53秒8 1分54秒0
古馬1000万 1分54秒1 1分53秒9 1分52秒8 1分53秒2
古馬1600万 1分53秒0 1分52秒6 1分52秒1 1分52秒3
古馬オープン 1分52秒3 1分52秒5 1分51秒1

これ以降は12月9日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 12月12日 中山5R 2歳新馬 ダート1800m 混合戦
        全11頭
 
馬名 騎手 追い切り
カズノキセキ 坂井英光
ギャロップタイム 木幡初広
コスモバラマン 津村明秀 B+
シンワコクオウ 北村宏司 B−
ジュクセイ 蛯名正義 B−
ディーエスハスラー 石橋脩
トミケンベッセル 幸英明 B−
ホワイトアッシュ 柴田善臣 B−
マドラスシチー 大野拓弥 B−
ミラクルオブレナ 浜中俊
レーザーバレット 横山典弘 B−

これ以降は12月11日に作成

●騎手はほっさん愛馬初の伊藤工真騎手(ほっさん評価「E」)

 伊藤工真(いとうたくま)騎手は古賀史生厩舎所属、1990年2月26日生まれの20歳。デビュー3年目で2010年12月11日現在(以下同じ)JRA通算40勝。勝率2.3パーセント、連対率8.3パーセントと成績はイマイチ振わない。現在減量2キロ。


 アニマル・ベジテイション・カレッジを経て2004年に日本中央競馬会競馬学校の入学試験に合格し、2005年4月より同校へ第24期として入学した。なお同期入学には8人おり、その中に北村浩平の弟もいたが退学した。
 2008年、2月12日に同校を卒業した。卒業時の同期には大江原圭(ちなみに生年月日が同じ)とアニマル・ベジテイション・カレッジ時代からの同期である三浦皇成がいる。そして2月14日に発表された2008年度騎手免許試験に合格し、3月1日付で騎手免許を交付された。デビューの同期には前述の2人に加え内田博幸と鷹野宏史がいる。

 3月1日に中山競馬場で行われた第1競走で中央競馬初騎乗を迎え、自厩舎のトウショウブリーズに騎乗して11番人気で9着だった。なお、1着となったのは中央移籍後初騎乗で同期デビューの内田博幸だった。

 5月3日に東京でシュウザンアイに乗って後方から2着に追い込んだが、上がりが34.0秒(JRA発表の推定)で、これはダート戦における史上最速の記録ではないかと言われている。

 5月11日の東京では走行妨害があったとして騎乗停止処分を受けた。

 乗り馬に恵まれず、10月26日に東京競馬場で行われた第1競走でサザンスターディに騎乗し、89戦目で初勝利を挙げた。

 2010年1月12日に行われた第24回全日本新人王争覇戦で同じく選抜された同期の三浦皇成と共に出場。第1戦・第2戦とも2着に食い込み合計30ポイントを獲得、栄えある新人王の称号を手にした。なお、JRA所属騎手の新人王獲得は第18回に獲得した柴原央明以来である。


 座右の銘は「清心虹光」、目標とする騎手は横山典弘(所属厩舎の古賀史生師は有力馬は横山典弘に依頼し、伊藤工真は2番手という位置づけ)とミルコ・デムーロ、好きなものはご飯、饅頭、団子、野菜とトレセンのブログで語っている。

 持病で蓄膿症の為必ずレース中には鼻腔を広げるテープを付けているのがトレードマーク。またパドックにおいて馬に跨った直後、鞭を口にくわえる動作を行うことも特徴の一つとなっている。

 食事に非常に気を使っており、通常トレセンの独身寮では食堂で三食とも食事が提供されているにも関わらず、かつて独身寮で隣の部屋に住んでいた松岡正海によれば「自分の部屋で十六穀米を炊いて、食堂に持ち込んで食べている」とのこと(おかずは食堂のものを食べている)。松岡曰く「(独身寮でわざわざ自炊するのは)ジョッキーでは史上初ではないか」という。


 2008年デビューの騎手5人の2010年12月11日までの騎乗成績は以下のとおりです。

内田博幸 505勝
三浦皇成 212勝
伊藤工真 40勝
鷹野宏史 6勝
大江原圭 4勝

 内田博幸騎手と三浦皇成騎手は別格ですから、伊藤工真騎手は健闘していると思います。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が初めてですが、私には人気通りにしか結果を出せない地味な騎手という印象です。また、昨年(2009年)勝ち数が23回に対し、2着が34回、3着が30回と勝ち切れず、今年はここまで勝ち数16回、2着43回、3着46回と一段と勝負弱い印象です。
 とはいえ、マドラスシチーが勝てるとは思っていませんので、あんまり関係ないかも知れませんが。

●ほっさん予想

 想定段階にいなかった馬は少頭数を見込んで突然予定を前倒しにしたりしているものもいて、正直動きの悪い馬が多いですね。それでも我らが愛馬マドラスシチーも血統、動き共たいしたことはなく、先週はダート1200mに出走予定でしたし、何が良いのかも曖昧です。こういった惰性で出走する馬ってたいしたことはないですからねぇ。

 正直、シンガリ近辺と思いますが、やはり8着以内の出走奨励金が欲しいですね。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「惑星注意」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
トミケンベッセル
ミラクルオブレナ
ジュクセイ △△ △△
シンワコクオウ △△
カズノキセキ
ギャロップタイム
マドラスシチー
コスモバラマン
ホワイトアッシュ
レーザーバレット
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
前略
中略
カズノキセキ 22.9
マドラスシチー 35.5



マドラスシチーは要するに断トツの最下位人気予想です。

デイリー馬三郎

予想印

◎ コスモバラマン
○ レーザーバレット
▲ ホワイトアッシュ

以下省略


マドラスシチーは無印

●各陣営のコメント

マドラスシチー

 「ここまで量は十分こなしてきたし、それに伴い気持ちも乗ってきた。力は出せる仕上がり。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は12月12日に作成

●レース 

 マドラスシチーのスタートはそろッと大切に出たように見えましたが、二の脚がなくたちまち最後方になります。ブービー10番手の馬から15馬身ほど離れたポツン最後方。今年は愛馬のこのシーンを何度見たことか。

 こんな位置に居ながら直線もさっぱり伸びず、最短距離を走ってのシンガリ負け。タイムオーバーにこそならなかったものの、それだけです。全く良いところがありませんでした。ちゃんちゃん。

●時計の評価

 今回のマドラスシチーの走破時計2分01秒9良馬場は、中山ダート1800mの2歳新馬の過去10年間の平均勝ちタイム1分57秒7良馬場と比較して、全く論外の時計であることがわかります。たいしたことのないメンバーにも歯が立たず、まさにどうしようもありません。スピードがないので短距離でも難しいですし、芝で・・・??

●今後の展望

 キャロットクラブならあと1、2戦で引退というところでしょう。見どころが無さ過ぎました。想像以上にダメだったという印象です。

●最後に

 中央での勝ち上がりは絶望的なので地方交流戦なども模索しながら来年の夏まで5戦くらいするのでしょうが(厩舎的に)、まず勝ち上がりは無理そうです。今回の一戦で権利放棄をする方も少なくないのではないでしょうか。

 代替馬とはいえ、走っているサンディエゴシチーなどがいるわけですから、正直分配される代替馬に差があり過ぎだと思います。これは出すべき馬ではありません。血統、厩舎等、どこに勝てる要素があるのでしょうか。

 などと言いつつも一縷の望みを託して代替馬をいただく私に全て責任はありますが、昨年のフローラシチー、エンパイアシチー、オバマシチーなど騙された感の強い馬が多いのにはがっかりです。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年11月26日作成 2010年4月3日、10月6日、11日、27日、11月1日、10日、14日、17日、24日、12月1日、8日、9日、11日、12日加筆

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